日本財団 図書館


3-3 駅出入口の情報提供
(3)通過系動線
1.求められる情報内容
1)駅出入口で求められる通過系動線上の情報内割には、移動系の次の種類などがある。
a.他の駅出入口の位置あるいは方向
b.街中の諸施設の位置あるいは方向
c.トイレ等サービス施設の位置あるいは方向
d.バス等アクセス交通施設の位置あるいは方向
2)通過系特有の情報内容は、1)のa.である。

 

2.現状への評価
1)3-2と同様に、調査駅ではこれらの表示はみあたらない。
2)情報nニーズに対応した検討が必要である。
3)3-1、3-2、3-3をそれぞれ提供する場合、同一の単位空間だから、統合的に計画する必要がある。

 

3-4 基本動線分岐点の情報提供
1.求められる情報内容
1)基本動線分岐点で求められる入場系・のりかえ系動線上の情報内容は、移動系・列車系・異常時系とも、駅出入口で求められる情報内容と類型的である。
2)類型的に考えられるのは、基本動線がここで分岐することで、駅出入口で得た情報を確認する必要が生じると推定できるからである。
3)駅出入口固有の情報は、ここでは当然不要である。
4)駅出入口とこの分岐点との距離が短い場合、あるいは重複している場合、どちらかに統合されて構わない。間近で同じ内容を二重に求められる確率は低いと考えられるからである。
5)基本動線分岐点で求められる出場系・通過系動線上の情報内容は、移動系・異常時系とも、後述する改札口付近で求められる情報内容と類型的である。
6)類型的に考えられるのは、改札口付近で得た情報を基本動線分岐点で確認する必要が生じると推定できるからである。
7)改札口付近とこの分岐点との距離が短い場合、改札口付近に統合されて構わない。
改札口付近では必ず情報が求められるからである。

 

2.現状への評価
1)調査駅の基本動線分岐点では、写真のような吊下型サインで表示が行われている。
タイプAは東西自由通路エリア、タイプBは相鉄線1F改札ホールエリアである。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION